平成生まれの方には、もはや何か分からないであろう、『ガリ版印刷』。
私も、実際にやったことは一度かニ度。それも、図工の授業の一環だったような気がします。
昔、学校の配布プリントやテスト用紙が、わら半紙にガリ版印刷だったんです。正式名称は『謄写版(とうしゃばん)印刷』だそうです。
ヤスリと呼ばれるザラザラの台の上にロウ原始を置き、その上から鉄筆で文字や図版を手描きしてしていき、ロウ原紙部分に孔があいて、それがそのまま版になります。その版の上からローラーでインクを引くと、孔を通してインクが紙に転写されるという、ごくごくシンプルで手描きに最も近い印刷手法です。
(各¥210)