蛇の目のアクセント

古い料亭から出た、取り皿や副菜皿にちょうどいい大きさの染付皿。
割れた時用のストック品だったみたいで、おそらくは未使用。



絵のラフな雰囲気は《くらわんか》にも見えるし、磁器の薄さはどちらかというと《有田》っぽいし、使いやすいのには間違いないのですが、出所はあやふやな感じです。

(各¥900)


からして、さほど古い訳ではなさそうですが、やちむん(沖縄の陶器)や骨董にしかほとんどみられない《蛇の目》と呼ばれる皿や碗の内側の、丸く釉薬を削り取った部分があります。これは、陶器を重ねて焼く製法独特のもので、重ね焼きには必須のものです。
ただ、重ね焼きなら、高台と蛇の目の大きさが同じなはずなんですが、明らかに高台が小さいんですよね。。。
単なる装飾とは考えヅラいのですが、のっぺり釉薬がかかっているよりは変化があって面白い雰囲気にはなっています*


ぱっと見はさほど目を引くデザインではないのですが、
大きさ、絵付けの程よさ、質、どれをとっても使いやすさには太鼓判です⭐️