しばらく、マグカップなどに目がいってましたが、
久しぶりに蕎麦猪口を使いたい気分が戻ってきました⭐️
「蕎麦猪口(そばちょこ)」と呼ばれる口径5〜8センチの台形型のうつわは、、四〇〇年前から現代まで、その形をほぼ変えることなく親しまれているなかなかに歴史の古いうつわです。
蕎麦猪口の本来の用途はそばを食べるものではなく、もともとは祝儀や会席の膳で、刺身、和え物、塩辛などを盛って出す小鉢(向付)だったものが、江戸時代に入り庶民の間ではそば屋が大流行した際に、蕎麦猪口は蕎麦のツユ入れの他、蕎麦前と呼ばれる食前酒の盃としても使用され、広まっていったらしいですよ*
骨董の世界でも《蕎麦猪口》コレクターが存在するくらい、
デザインもいろいろあり、今も昔もいろいろな魅力を持ったうつわでもあります*
今回の蕎麦猪口は波佐見焼のもの。
ややお高めなお値段ですが、触れてみると、
縁の薄さや仕上げなど、丁寧に作られているのがわかりますよ⭐️
口をつけても気持ちのいい薄さ、持った時の適度な重みが、湯呑みとして使いたい上品さを出しています。
朱色っていいなと思ってふと思った朱巻シリーズ。
(朱巻 各¥1300)
上絵付けのそば猪口。すじ車と呼ばれるロクロにのせ、線を引いています。
絵の具の刷毛目は手描きならではの味わいがあります。
シンプルに無地なんですが、もともとの黒い土がなんともいい味だしてます。
ちょっと洋風のポットですが、蕎麦猪口と合わせてみても♪
湯呑みのデザインだと合うものを見つけるのが難しそうですが、
蕎麦猪口なら見つけやすそうですよ*
急須とポット兼用にしている方は是非蕎麦猪口に目を向けてみてください。