手描きのさくらんぼ柄

前回の仕入れは、なぜかかわいらしいデザインのものに縁があったのか、
ご紹介するのも、“カワイイ”もの続きになりますね*


統制陶器のさくらんぼ柄の小皿です。


(各¥1000)


「統制陶器」とは、昭和16年の太平洋戦争勃発直前から昭和20年頃の終戦直後までに、国が生産を統制した陶磁器のことです。食器類は、生産品目や生産量、生産地などが制限され、物資不足のために回収された鉄・銅製品に代わる陶磁器製の「代用品」も多く作られたんだそうです。
この時代のやきものにはほぼすべて窯元を示す番号や裏印商標が付けられていて、これによりそのやきものがどこの誰に生産されたかがわかるようになっていたそうです。
そんな時代のものなので、どちらかというと、あまり装飾のない、
シンプルなデザインのものが多いのですが、さくらんぼ柄とは珍しいですね⭐️
子供用として作られたんでしょうか?
キナ臭い時代だからこそ、せめて子供にかわいい柄のうつわを、、、との願いかもしれません。

番号によると、岐阜県産のもののようです。



小皿ですが、やや深めなので、小鉢としても。




手描きなので、ひとつひとつ色や微妙な形の違いがあります。



昨日の休みは、友人の出産祝いに。
ちょうどよく午前中に京都に出てたので、北野天満宮近くの粟餅屋さんでおもたせを買っていきました⭐️
なかなか店が開いているときに行けないので、自分でもかなり久しぶりに食べました!


「澤屋」は江戸時代の創業の粟餅ひと筋のお店です。
粟餅は、炊きたての粟を店内の臼でついた餅に、餡ときな粉をまぶしただけのシンプルな和菓子。シンプルだけに出来たてが命。土台となる粟の餅は作り置きせず、一日に何度もつくのだそう。
凝ったお菓子も好きですが、たまにこんなシンプルな和菓子を食べるとホッとします⭐️