古いモノ

「ヱ」は遠藤の「ヱ」

大正から昭和くらいに作られた、越前塗の銘々皿。 艶消しの黒漆器は、落ち着いたトーンなのであまり気負わず登場させられそう* 保管状態も良好で、一部に少々のすり傷はありますが、ほぼ無傷なのが大半です。 古い漆器はだいたいいくつかは検品の段階ではね…

「イチゴ」と「レモン」

「だれが使うの?」 とついツッこみたくなる古いものを、たまーに仕入れてきます* いちおう、「売れるかな?どうかな?難しいかな?」と頭に巡らすんですが、 最終的には「いやいや、ここで仕入れなかったらこの存在があとで気になってしょうがないかも!」…

オーバルづくし

なんとなく「オーバル」型のお皿が増殖してきたので、まとめてみました⭐️ 今日ご紹介するものは全てデッドストック品なので、 セカンドハンドは苦手という方でも気軽に手に取っていただける〝古い〟ものです。 まずはこちらの大皿。 セピア色のバラの絵がち…

紺碧の海の色

「御浜焼」という、今は無き三重県の南部にあった焼き物です。 紀伊半島の南半分は、険しい山々がそびえ陶土に恵まれていないこともあって、昔から陶磁器の産地らしいものがなかった地域なので、御浜窯は珍しい存在だったみたいです。 関西に出荷されていた…

もはやかき氷の季節。。。

あまりに暑くて、今季初クーラーです* ちょっとかき氷が食べたいかも。。。 暑い季節に、ひんやりしたものを盛るのに似合いそうなガラスのオーバルボウル。 昭和のデッドストックです。 オーバルというところが、ちょっと他と違ってて新鮮ですね* (各¥13…

真鍮の引戸錠

後から部屋の鍵をつけたいと思ったときに、、、 という機会もあまりないかもしれませんが、昭和の時代に荒物屋で売られていたDIY用品の「引戸錠」です。 引戸で、ある程度の厚みがあればつけられるので、大切な棚の扉につけてもいいかも。 何より、真鍮製と…

星虎印と雁印

「フツーのブリキのバケツが欲しい」 〝フツー〟がポイントみたいで、 オシャレでもなんでもなく、昔ながらの頑丈なブリキのバケツが近所でも見当たらなくて、かといって通販すると大きいので高くついてしまう。。。 でもプラスチックのバケツはちょっと。。…

華やかな、なます皿

年末に手に入れたかったなーと思った豪華な絵付けのなます皿。 まあ、なんだかんだとあっと言う間に年末に突入しそうなので、まあいいかな、と* 真夏は少々柄が暑苦しく感じるかもしれませんが、 秋ぐらいからは、食卓に出せそうなので、ご紹介しておきます…

明治時代の手塩皿

明日からゴールデンウィークですね。 日曜日と祝日は17時閉店になりますので、 通常営業が少なめです。 ご来店の際はご注意ください。 およそ120年前に作られた、手塩皿です。 梅とも芙蓉ともつかない花の染め付け具合が、抜け感があってなんとも軽やか…

そうか、その手があったか

4月25日(火) 4月26日(水) 連休をいただきます。 ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。 〝徳利〟をご紹介するのは随分と久しぶりな気がします。 昭和の時代のオーソドックスな形なんですが、大胆な柄とニュアンスのある色みに惹かれて手に取…

小さなナイフの反響

デッドストックの小ぶりなナイフが、想像以上に反響が大きいので、 機内食カトラリーシリーズのナイフを追加しました* ナイフは需要がないかな?と思ってラインナップから外していたのですが、 「手軽に使える」とか「子供でも使える」と、小さめのナイフが…

犬山焼

店のモッコウバラがきれいに咲きました! さながらアーチのようになっていますので、咲いているうちに是非〜 すごく春らしいです✨ 古い犬山焼の小皿です。 江戸元禄年間に始まった愛知県の焼き物で、現在は赤絵が主流ですが、初期の頃は割と素朴な作風が多か…

かわいさが見え隠れ

今日はよく降りますね。 甥っ子が小学校の入学式なんですが、あまりの降りっぷりに心配になりますね。。。 あの子は雨男かもしれない。。。 今日は骨董ではなく、かといって、デッドストックというほどにも古くないのですが、 おそらくは和食屋さん用に作ら…

こっくり焦茶色

豆皿ほどは出会う数が少ない、「豆鉢」。 便利なのに、なんででしょう?? こっくりした焦茶色と、ひとつひとつ微妙に違うカタチがなんともいい雰囲気の古い豆鉢です。 出自は分からないのですが、それを差し引いても気になるうつわです* (各¥1540/配送…

アンバーガラスのゴブレット

急に暖かくなってきましたね。 ガラスものを紹介するのに力が入ります! 写真撮るときも、季節によって光の写り方に変化があるので、この暖かくなってくる季節の光の強さに「そうそう、去年もこんな雰囲気だった!」となります。 やっぱりひんやりと透明感の…

丸紋つなぎ

印判の古い小皿といえば、昔の日用品なので割とプリントがずれていたり作りがざっくりしていたりと「使えるのに支障がなければOK!」的な感じが漂うものが大半なのですが、裕福な家ではそれぞれ別注したりするからか、丁寧なつくりの印判皿が出てきたりしま…

真鍮に目がない

3月17日(金)は店休日です。 ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願い致します。 真鍮製の古道具を見つけると、スーっっと寄って行ってしまいます。。。 これも特に何用に、、、ということなく、ただただ真鍮の雰囲気が素敵!と仕入れてきたものです。 形状…

千鳥×松

今日はちょっと肌寒い気温に逆戻り。。。 夜の嵐のせいでしょうか?? ちょっとウキウキした柄の印判の小皿が入荷してます✨ 千鳥と松の組み合わせに、青と緑の色使いがフレッシュ感漂います。 (各¥770/配送size:60size) 千鳥にすごく“スタンプ感”があっ…

15年目の抱負

14年前の今日、バナナ商店はオープンしました。 今もコロナだ、物価高だ、燃料費高騰だとなにかと大変な時ですが、オープンした時も今思えばまあまあ不景気な時でした。 というか、人生の節目節目はいつも不景気の真っ只中だったので、そのあたりは良くも…

バランスが軽やか

3月5日(日)は店休日です。 ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。 1970年代に作られたデッドストックのカフェオレマグカップです。 形は洋風なんですが、釉薬が青磁色なところが和風。 そんなバランスが軽やかで、今の季節にちょうどいい気…

ひとまわり大きい燕絵の小皿

そろそろツバメがやってくる季節ですね。 うちの玄関の軒先にある去年巣立って行ったツバメの巣には、今スズメが住んでるんですが、その場合はバトルが勃発するんでしょうか?? 昔から、ツバメの絵と白、茶、青のバランスが好きな古い小皿。 微妙な違いはあ…

サボテン印

昭和のデッドストックのスコップです。 普通といえば普通のスコップですが、 ポイントは“サボテン”です✨ (各¥440/配送size:60size) スリムなスコップ部分に、結構がっしり掴みやすい柄なので、疲れにくそう。 小さめの鉢でもこのサイズだと使いやすいそ…

シンプルに見えて奥が深い

2月26日(日)は店休日です。 ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。 古い京焼の豆鉢です。 形は複雑ですが、絵付けが形作られている窪みに沿って藍色の線が描かれているだけなので、ちょうどよいバランスに仕上がっています。 (各¥990/配…

梅ちらし

今ちょうど梅の季節ですね。 遠目にちらほらとピンクや白の花が咲いた木を見かけるんですが、梅ですよね* タイミングよく梅の柄の印判小皿が入荷してます✨ 青緑色の、梅ちらし模様がかわいらしいですよ。 (各¥660/配送size:60size) 印判小皿といえば、…

いかなる目的であれ、、、

特になんのPOPもなく、ざっくりカトラリーのところに置いておいただけなのですが、 見かけた人が「なんか使いやすそう!」と買っていく確率が高かったので、 気づけば在庫がなくなっていた小さなナイフ* デッドストック品ですが、少し追加で入荷したので、…

古い実験器具の使い道

2月21日(火) 2月22日(水) と連休をいただきます。 ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。 いまいち何に、どうやって使われるのかわからない道具が古い実験器具には多いのですが、形が面白いので、ついつい仕入れてしまいます✨ 日常生活には…

青磁×陽刻紋

雪ではなく、雨なところが春に近づいている証拠でしょうか? コロナもそろそろ終わりに近づいているのか、骨董市場も一時期どよーんと沈んでいたのですが、だんだん活気が出てきています* 爽やかな青磁の、陽刻紋の豆皿を掘り出したので、豆皿好きさんに向…

もうひとつの無地の赤膚焼

先日ご紹介した、古い無地の赤膚焼。 おそらく同じ窯、同じ時期につくられた向付もあります。 こちらも負けず劣らず、万能そうなカタチと色✨ (各¥2200/配送size:60size) 直径は13センチよりやや大きいくらい。 持ちやすいので、お鍋の取り皿にもでき…

無地の赤膚焼

先日骨董市で一目惚れした、奈良の赤膚焼のお皿です。 赤膚焼にはかわいらし絵付けがされていることも多いのですが、これは無地。 でもなんともいえないキレイな釉薬の色と、 ものすごく使いやすそうなカタチで、見た途端にロックオンしてました✨ くすんだ青…

花と蝶々

花柄や蝶々柄が続いているので、せっかくなら続けましょう* なんか春らしい気分になりますしね✨ 手描きの牡丹と蝶々という組み合わせの古い蓋付き碗。 白磁に淡い色使いが、ぽかぽかした陽気に似合いそうなうつわです。 正面から。 (各¥1320/配送size:6…