朱色の誘惑

アジア独特のうつわの色のひとつに、『朱色』があります。
主に漆器としてですが、この色はヨーロッパのうつわではまず見たことがないです。
この『赤』でも『オレンジ』でもない、『朱色』が加わるだけでグッと和の食卓になるから、なかなかの威力です⭐️
かといって、悪目立ちすることもなく、いろんな模様や色がある和食器にすんなり溶け込めるという、和食器に目覚めたならば、ぜひ使ってほしい色なんですよ*
特に漆器の朱色はしっとした感触やツヤも加わって、なんとなく“色っぽい”気がするんですよね*


旧家から出てきたちょっと深めの漆器小皿。
生地はいまでは貴重な木製のくりぬき。
おそらく当時でもなかなか上質な物だったと思います。
縁は薄めに作られているし、刷毛目で変化をつけた様も上品です。


(各¥980)

小皿扱いだと、これ程深くは作られないですが、ちょっと深いだけで小鉢としても使えるので出番が増えます。
デザートにちょこっと白玉団子をあんこと一緒に盛り付けても美味しそう*


『朱色』を印象的に使うとハレの日の食卓に簡単にアレンジできます⭐️